2008年10月30日

商品自主回収騒動の余波、TRPG業界にも?

 29日にイエローサブマリン新宿店に行ったら、新作コーナーの棚に『異界戦記カオスフレアSecond Chapter』のサプリメント、『ラピスフィロソフォルム』が発売延期になる告知が掲載されていました。告知によるとバーコードエラーがあったので自主回収されたとのこと。
 発売元いである新紀元社のサイトを始め、ソースがないので確実な情報ではないのですけど、まぁ気長に待ちましょう。

 昨今は経済界隈が歴史的な混乱ぶりです。今日は持ち直しましたが記録的な円高で、戦々恐々の日々を送られている方も多くおられることでしょう。
 TRPG者としてはドル安は海外TRPGを買う機会なわけで、D&D好きだけどエロくはない僕はエロさを求めてD20関連の洋書を現在物色中です。 DACん時、オススメを聞いておけばよかったです。
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月28日

なぜ「なぜ冒険に出たか」設定をする必要があるのだろう

 夏コミの時、列で並んだ人と夏期放映アニメの話題で盛り上がったのですが、その時は『ストライクウィッチーズ』が一番受けるという僕の意見はどちらかと云えば珍説扱いでした。
 それが第1巻初回DVDが売り上げ1万を超えた(アニメDVDで1万は大ヒット)とかで、いやはなんとも。

 今日は相変わらずのまとめをしていないノートで、MWGに必要ない物語設定の意義についてです。

◆◆◆

 TRPGのキャラクターにはそれぞれ、物語の登場人物めいた設定がつけられます。キャラクターは単なる能力値の集合体でも、バトルゲームをするための駒でもないと、多くのTRPGが物語の登場人物にふさわしいキャラになるよう設定付けをすることを勧めています。
 
 これはTRPGが歓談によって物語を体験できるよう……『D&D』なら『指輪物語』をモチーフに、剣と魔法のファンタジー世界で戦士や魔法使いとなり、迷宮に潜って怪物を退治するゲームならば、指輪が好きでゲームを楽しむ人なら自分があたかも指輪の登場人物になったかのような心地をゲーム上で味わいたいはず……ゲームメディア(表現の場としてのゲーム)の役割を提示するためにあります。
 
 物語設定をするということは、TRPGは純一的なゲームプレイではない、物語を楽しむためにしばしターンを止め、おしゃべりをすることを奨励しているということです。
 物語設定の多くが、生まれや幼少時の境遇、目や髪の色、性格などMWGの駒としては不要なデータで成り立っています。然るにTRPGをMWGと同質に、とかく戦闘の勝敗こそが全てなのだと信じる人にとっては邪魔としか思えないでしょう。ムダな要素であり、そんなものに時間を割くヒマがあるなら早く戦闘すべしと思っていることでしょう。
 だが、『D&D』以来30年以上が経ち、様々なTRPG作品が出る中で物語設定は扱う物語世界に比例するようにボリュームを増す一方であり、ターンとダイスに支配されていない領域にかける時間も多くなっています。現在ではMWGはMWGであり、TRPGでは歓談の意義はMWGと同等以上であり、本来するべきゲーム活動から逸脱していると見なす人は僅かであると云えましょう。
 そして物語世界が進歩していくにつれ、物語を楽しみたいという要望は単にゲーム世界をネタに意見交換をしたいというだけではなく、演劇のようにキャラクターの視点で物語世界に投影して体感をしたいという参加意識へと発展していきました。
 この段階で、TRPGは単なるゲーム活動では理解できない演劇のようなごっこ遊びのような不思議な形態の活動になっていったのです。多くの場合、この不思議なおしゃべりを以てロールプレイと称しています。

 物語設定はそうしたロールプレイのために必要なイメージを浮かべるために行う通過儀礼であるとも云えます。ファンタジーを現実逃避と表現しますけど、空想のエンタメである物語を物語と受け止める気でないと楽しめる余地はありません。

 そのコンセプトを体現するものとして『D&D』のアラインメントが、ゲームを物語と受け入れるために設定されたルールとして意義ある存在であると僕は考えています。
 
 TRPGが純一的なMWGであるならば、味方であるプレイヤーは全員が二心なく結託するのが当然です。しかし物語であるならば物語の登場人物として物語らしい複雑な人間関係が存在したほうがエンタメとして楽しめます。
 アラインメントはキャラクターの物語上での価値観を分別することにより、TRPGを単なる勝利追求のゲームから、立場の食い違いを演出するエンタメへと進化させるのに大きな役割があったものかと思われます。


 今日はここまで。
ラベル:TRPG
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(1) | TRPG雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

来年は越境参加でないように 〜DAC2008に参加しました〜

 もう先週のことになりまりましたが、10月11日と12日の2日間、日本最大の『D&D』オンリーCON、DAC2008に参加してきました。当日参加を匂わしていた友人がダメだったので単身参加でしたが、1日目はゼンドリック防衛卓、2日目はフリーセッション卓で思う存分D&Dを堪能してきました。
 セッション及び懇親会にてお世話になった皆様にあつく御礼申し上げます。

 今年は仕事の都合で深夜バスを使っての越境参加となり、大変疲れました。今回のようなことは異例とは云え、やはり30代ともなると週1回が気力的に限度なようです。

 ちなみにゼンドリック防衛線は村民999人のうち生存者は403名。冒険者は34人中12名が露と消え、いしかわ氏が「少ねぇ〜な〜」とボヤいてました。勘弁してくだせぇ。もうスケルトン30体×2を3人で引き受けるのはご免です。

 さて、来月はどんなTRPGをしましょうか。
 また西国に用事ができましたし……。とほほ。

 
ラベル:TRPG DAC2008
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(0) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月06日

フリーセッション・コンベンションを往くGMの心得

 先月28日、TRPG文華館主催の『大江戸RPGアヤカシ』オンリーCONに参加してきました。アヤカシはおろか、元の『ナイトメア・ハンター・ディープ』も未体験だったので不安はありましたが、システムが分かりやすく、世界観を表現するデータの運用方法が秀逸だったので思いの外自在に動けて、うまく遊べたかと存じます。
 GM及び卓仲間の皆様にあつく御礼申し上げます。

 んで、その一週間後である10月5日には早くもGMでセッション。GM不足により急遽名乗りを上げたわけだが、プレイヤーの皆様に助けられ、なんとか初GMで遊びきることができました。
 こちらも、プレイヤーの皆様方にあつく御礼申し上げます。

 今回のコラムはこの記事から、僕が心がけているコンベンションGMの心得についてです。

 GMの準備(2D6で1さん)

◆◆◆

 コンベンションではシナリオを作成することのみがGMの事前準備ではありません。
 いわゆるフリーセッション形式のコンベンションではどんなゲームが持ち込まれるか分からないので、『ソード・ワールド』や『アリアンロッドRPG』のような携帯に便利で、高い確率で卓が立つゲームしか持ち込まない参加者が多くいます。何も持ち込まず、ダイスと筆記用具だけの手弁当でやってくる人すらいます。何種類もゲームを持ち込むのは非常な労苦なのだし、なによりもそんな何種類も買い込んでる遊び手などごく少数です。
 結果として、GM以外は誰もルールブックを持参していない卓が立つことなどざらであるわけで、それを見越していないと思わぬ手間を仲間に強いることになります。
 
 事前準備に余念がない人ならば、シナリオ作成以外にもルールサマリーや各種データ……プレイヤーがじっくり吟味することが予測される呪文や特殊能力、技能などのデータは用意しておきたい……をパンフレットとして作成し、ルールブック不足の事態に備えておきます。熱意のあるGMならば、コピーではなくわざわざリライトしてパンフレットを自作するほどです。

 扱うゲームが発売されて間もなかったり、そんなに有名でなかったり、昔のゲームであるならば、ルールブック不足どころか全員初プレイという事態も当然のように起こります。それもこの機会に新しいゲームをプレイしたいという期待度の高い遊び手が集まるものです。

 このような事態では、GMは単なるシナリオ運営だけではなく、ルールの解説からゲームの持ち味を伝えるプレゼンテイターとしての役目も要求されます。むしろ、プレイ時間の半分はそちらの方に割かれるのが実情です。
 いくら北井戸が高いとはいえ、海のものとも山のものともつかぬ見知らぬゲームを相手に、容易にロールプレイをこなせる人などそうそういません。GMは彼らに全体目標やキャラクターの行動指針を演出し、彼らがロールプレイを行えるように道を指し示さなくてはなりません。

 さらにアフターセッションも意外と重要です。プレイヤー各位とディスカッションをすることによって、シナリオを介してではなく、遊び手本人同士がゲームについて思う所を語り合い、ゲームの充実度を補填させることができます。
 良きシナリオを体験し、よきロールプレイをしただけでは本当に満足できるイベントになったわけではありません。遊び手本人がよきイベントに参加したのだという充実感を味わえなければ、ホストとしては力量不足なのです。
 もし時間に余裕があるならば、単にセッションの反省をするだけではなく、広くTRPGの動向や各人の経験、その他思う所あれば何でも語り合えば、プレイヤーたちに単なるセッション経験を越えたよき人生経験を与えることすらできることでしょう。

 TRPGイベントにはMMORPGや各種ネットメディアのような気軽に参加できない難しさがあります。慣れない場所で見知らぬ人と顔を合わせる度胸がいりますし、休日を平日並みに早起きして億劫な肉体を会場に運ぶ気力もいります。
 だからこそ、その足労に見合う以上の有意義な体験を提供するよう努力することは、ゲームを楽しみたいと欲するGMの良心であると思っています。そしてその良心は、プレイヤーの満足した笑顔で十分報われます。
 
 もちろんGMとても有志のボランティアだし、満足した準備もできないままセッションを請け負うこともあります。コンベンションに参加するプレイヤーとGMの間にあるのは、ほんのちょっとの人の良さだけです。十分な経験がありながら、事前準備が億劫でプレイヤーに回る遊び手などいくらでもいるし、責められることではありません。
 ただ、GM不足でこのままでは遊べない参加者も出てくるだろうなという事態に、親切心のみで急ごしらえのセッションをしつらえるGMが未熟であろうとも、準備不足を露呈しようとも、それを許せない人は心が狭い。でも、それを指摘しても始まりません。

 事前準備もままならず、完全無欠なプレゼンテーションができるほど超越した才能もない場合、セッションを成功させる残された手段は真心を尽くしてプレイヤーたちと手を携えるしかないと思います。自分が裁定者、超越者でありプレイヤーをコントロールしようという作家願望やプライドは捨て、むしろ自分もGMの立場に立って初心者体験をしているのだと思った方が円滑にプレイできます。
 最終的に、GMとプレイヤーが主客の垣根を超えて1つの物語を共同制作し、楽しむ・楽しませるの立場の違いを克服することができれば、イベントでの不平不満は最小限に留められるかと存じます。 

posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(0) | TRPG雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。