2008年07月08日

ソード・ワールドの話題力

 『ソードワールド2.0』をようやくプレイしてきました。
 発売前にF.E.A.R的だという声がありましたけど、『アリアンロッドRPG』とは違う、紛れもなくかつてSWで体感したSNEのゲームでしたよ。
 世界観のくだらないムダ話で話が弾むトコとか、マンチキンというかセコい裏技……ターン終了の直前ごとにアンビエント歌ったりとか、ペットの蛙を手榴弾よろしく投げ込んだりとか……があったりとか。

 TRPGの数値修正で完璧なデータバランスを取ることは難しいもので、どこかに脆弱性があって不均衡なキャラメイクや戦法が生まれてしまいます。それでゲームがヌルくなったりすると糞ゲー扱いされるものですけど、TRPGに関しては完璧なデータバランスのゲームよりは、珍妙な裏技があって笑えるヌルさがある糞ゲーの方が楽しめるものです。
 コンシューマーなどのソリティア(1人遊び)ゲームだと、個人的な欲求を満たす目的でプレイしているわけで、そこにゲームの愛好者として高次な目的意識を求めれば技量の研鑽や隅々まで確認した見識など、エキスパートとしての求道を目指すのが自然です。
 そういう世界だと、道具としては扱いの難しい名器が玄人面しやすく尊ばれるものでして、ヌルさや奇天烈ぶりのあるゲーム=糞ゲーの烙印がたやすく押されてしまいます。自分を高い所に持って行きたいのですから、なまくら物は価値なしとされるわけです。

 一方、TRPGは対話で盛り上がった者勝ちのパーティです。歓談のネタとして道具を使うなら、それはいびつで滑稽な、突っ込み所満載だけどそこが面白い器の方が好まれます。
 こっちの世界は面白いもの勝ちであり、どんなに1人でゲーム通たらんと望む者としてヌルい糞ゲーだと感じても、そのヌルさ、奇天烈ぶりがセッションの面白さを加味する材料たりえるならば、名器よりはなまくら物の方が味があってよろしいとなるわけです。

 SWもそうでしたけど、どの卓に行っても笑い話になるネタがあって、それで笑い合ううちに自然と打ち解けあえるってのはこの作品の目に見えない実力なのだなと思います。

 
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(0) | TRPG雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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