2006年02月13日

TRPG工場からお帰り

 今週末にもPendragon 5thのGMに初挑戦するので士気は日々上がっています。
 されど、にぁあ氏の書簡は看過できないので返答します。
 だけど前々回にて白河堂氏に答えたのと内容はほぼ一緒。
 
 そもそも、「TRPGの知識が実社会の役に立たない」などとは名言も示唆もしていません。
 これも明らかににゃあ氏の誤解から来る妄想。妙な虚像を作らんでもらいたい。

 いいですか。説明し直しますよ。

 TRPGで優れた見識を発揮することは、「TRPGに上達すれば、現実における知識見識もそれに伴って上達する」ことには結びつかない。実際には、人生における一状況に過ぎないTRPGプレイの場に合わせて情報を編纂し直した「ネタ」が発揮されているのであって、そのネタが他の状況でも役立つとは限らない。
 どんなに幅広い知識がバックボーンにあろうとも、「TRPGに役立てるため」という基準に従い、自らのプレイ環境に合わせて情報を取捨しているわけで、知識のすべてがTRPGに動員されているわけではない。


 後は前々回と一緒。
 「TRPGが他の人生経験と比して学習効果に優位性がある」という考えを否定しているのです。批判対象は、「TRPGやってて他の人よりも知能・知識が優れた」と勘違いした碩学ゲーマーや、それを期待する「やりがい」志向のゲーマーです。彼らは実社会の一部であるTRPGを、TRPGこそが他の人生経験に勝る「勝ち組の選択」であると勘違いし、あるいはそうであってほしいと願っているのです。

 TRPGやってるから勝ち組だなんてことは絶対ないです。
 TRPGやらんから負け組だなんてこともない。
 「TRPGは実社会の役に立つか否か」など、肯定派も否定派もバカは一緒。TRPGのプレイもまた実社会での行動なのだし、むしろ「実社会の経験はTRPGの役に立つか」と考えるのが自然です。
 まさか「TRPGをプレイしている時、私の魂はグレイホークへ飛んでいる。だからTRPGのプレイは実社会ではない。然るに、TRPGのプレイ時と実社会とは無縁であり、私はゲームで知った知識が現世において有効か否かを確かめる必要がある」などと考えてはいないでしょうか。いくらTRPGが仮想世界を扱うゲームだからと云って、それはヴァーチャル・トリップであって、傍目には電波な発言です。
 
 僕はヴァーチャル・トリップなどせず、実社会の中の一社会事業としてTRPGを考えています。さればこそ、社会事業に携わる者の立場からTRPGの紳士協定を制定したのです。「TRPGの楽しさを伝える」などと、実際はどれほどの活動をしてきましたか? 甘い蜜を流し続けただけではないでしょうか。

 僕らはウィリー・ウォンカじゃあるまいし、何気なくTRPGの本を手に取った人を不思議な TRPG工場に連れて行ってるワケじゃないです。
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(2) | よしなしごと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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