2007年03月19日

人妻が勇敢なわけ 〜出産後のCRH増減による恐怖心の抑制を大真面目に考察してみる〜

 TRPG系Blogの管理人の過半数(実体は知らないから過小な表現)は現役のTRPGゲーマーでしょう。当然ながら、GMとしてシナリオを用意したりセッションの準備をしたり、あるいはルールブックを読んで勉強する時間が必要となります。
 僕も今日、『ウォーハンマーRPG』のGMをしたのでBlogは1週間もお休み。楽しいセッションをして参りました。

 だけど、そんな事情Blog読者の皆様には了承してもらえるかは疑問です。記事更新が滞っているのに毎日訪問してくださる方々には誠に申し訳ないです。
 時間がなくて活動が滞った場合、やはり謝るべきはBlog読者の皆様の方になってしまいますね。Blog活動を充実させるためにゲームの回数を減らす、あるいは完全にリタイアしてBlog活動に専念するって方法もある(数人の気心知れた仲間に謝ればいいだけなのでそっちの方がある意味気楽)けど、それこそ本末転倒というもの。

 言い訳になってしまいますが、適度にプレイしないとネタがなくなってしまうので、今後も不定期にある程度のゲーム休みをいただくことをご了承ください。
 
◆◆◆

 今日はここから。
 クイーンズブレイド 第6シリーズプレビュー第2回(ホビージャパン ゲームBlogより)

 元ネタである『ロストワールド』はTRPGゲーマーの間でも隠れた人気がある場取るゲームでした。だけど、なぜか『クイーンズブレイド』の方は歯牙にもかかりません。まぁ、「なぜか」も何も美少女脱衣バトルゲームではむっつりが多いTRPGゲーマーがついていかれないのも事実。
 つーか、美少女主義で盛り上がれるのは山本弘(リプレイ小説で女性PCにセクハラする人)にしろ、清松みゆき(ビキニアーマーなんかシステムに盛り込む人)にしろ、直接プレイヤーに接しないプロだからこそできる所業なんでしょうな。
 僕ら現場の者がそれをやったら「女性プレイヤーが逃げる」という法則が発動すると云われ、それによっていかなる制裁処置も行われるであろうという恐怖を常に抱えています。男は黙って紳士的にマッチョとトロールをやってろということでしょうか。

 さて、リンク先には『武器屋カトレア』なる人妻がいます。
 
 TRPG一筋の皆様はご存知ないかと思いますが、いわゆるエロゲの世界では人妻・義母系ゲームがごまんとあります。「年頃の娘がいるけど外見20代半ばの美人母」などという人妻がごく普通に出てきて、ごく普通に攻略できるというわけで、ある意味エルフよりもファンタジーです。

 さて、このママさんはママさんであるが故に戦士としての特性があるとあります。曰く、

 「女性は出産後、副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が分泌されることにより恐怖心を感じにくくなるそうです。
クイーンズブレイドのキャラクターで唯一出産経験のあるカトレアも恐怖に対する耐性を持っています。
」(斜線部引用)

 知りませんでした。ホントなの?
 こういう時はぐぐってみるのが一番。

 人間はストレスを感じると、ストレスに対抗するために脳の視床下部から副腎皮質刺激ホルモン放出ホルモン(CRH)が分泌されます。そのCRHが下垂体で副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)になり、そこから血流に乗って副腎に到達して、というステロイドになります。また、交感神経に達したCRHはノルアドレナリンを分泌し、それが副腎の髄質に達してアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンなどのカテコラミン物質を分泌するようになります。

 このカラコラミン物質が血圧上昇、発汗、血糖値上昇、心拍上昇などの変化をもたらし、筋肉への酸素・エネルギー供給を急激化させ、戦闘などのすばやい行動を促進させるわけです。また、コルチゾールはカラコラミン物質の発動を促進させる効果があります。
 
 だが、コルチゾールはカラコラミン物質を抑制する効果もあり、過剰な分泌は慢性ストレスの原因ともされています。また、強いCRHの分泌は同じ視床下部の働きによって発動している卵巣の働きを弱め、生殖ホルモンが現象して排卵障害を起こすようです。一方、交感神経の方も過剰な交感神経の活性化は副交感神経の停滞を招き、血流が悪くなり子宮や卵管を傷つけることになります。
 
 簡単に言えば、CRHの分泌は妊娠時の体によくないってことです。生理学ではストレスが不妊の原因であることが立証されているようです。
  よくアドレナリンの分泌が戦闘にはいいといいますけど、結局はストレスを感じているわけだし、とみに女性にはデメリットもあるというわけですな。サイバーパンクTRPGには反射神経増幅サイバーウェアが存在し、プレイヤーのほぼ全員がイニシアティブのために内蔵しますけど、やはりサイバーパンクの法則にしたがって「代償」も用意する必要がありそうです。

 さて、本題に戻って、「出産後の女性はCRHを分泌して恐怖心がなくなるのか」という点。

 ぐぐったらここがでました。

 母は強し(潟Tンジャパン 健康コラムより。文中第106回)

 文によると、米ウィスコンシン大学のスティーブン・ガミー助教授がCRHの増幅が行動にどう影響するのかマウスで実験したようです。
 その結果……、

  子供を生んで6日後の母マウスに、CRHの分量を集団ごとに変えて一日一回、四日間連続で投与します。その後、母マウスのカゴから子供を出し、代わりに馴染みの無いオスのマウスを入れます。CRHをほとんど与えていないグループの母マウスは、馴染みの無いオスに対し、猛烈に攻撃を加え、排除しようとします。それに対し、CRHを多く与えた母マウスは、怯えてほとんど攻撃を行いませんでした。中間の集団では、攻撃回数の明らかな減少が見られ、CRHと母マウスの行動には、明らかな関係が伺えました。

 はい?
 この実験結果を読むと、CRHが少ないマウスの方が恐怖心が少なく、CRHが多いマウスほど怯えて行動不可能になるようです。このコラムでは「出産直後は、CRHの分泌が低下し、子供を守るという本能に合わせて、恐怖心を感じにくい状態になっている事が、母は強し、といわれる所以なのでしょうか」と締め括っており、むしろCRHの減少こそが恐怖心の克服に作用しているとしています。

 逆ですがな。
 実の所、ぐぐったら「CRHが増えたから強くなる」意見と、「GRHが減ったから強くなる」という意見がどちらともあり、まだまだ謎の多いことなのです。
 CRHの分泌がカラコラミン物質を分泌して人間を緊張状態に置くのは確かですから、その緊張状態が恐怖心の抑制に繋がると考えるのが「CRH増加」説の根拠なのかもしれません。
 一方で、出産によって妊娠時に増加していたCRHが正常に戻ることによってストレスが減少し、それによって恐怖心に強い脳になっているといのが「CRH減少」説の根拠なのでしょう。

 今回のカトレアのケースで考えるならば、「カトレアが恐怖心に強いのは出産をしているからだ」ということを前提とするならば、彼女のCRHは妊娠時の増加からピークを越え、正常値に減少している状態のはずです。従って、彼女が出産ゆえに恐怖に耐性があるのはCRHが増加しているからではなく、むしろ減少しているからと考えるのが自然ではないでしょうか。

◆◆◆

 しかし、書き始めた時は人妻だったのに、どうしてこんな展開になるのでしょうか。なんともはや。

【参考にぐぐった記事】

・妊娠しやすいカラダづくり
 http://www.akanbou.com/ninshin/ninyousei.stress.html

・カテコラミン、コルチゾールをもっと知りたい人に
 http://www2.health.ne.jp/library/0700/w0700057.html
 http://www2.health.ne.jp/library/0700/w0700058.html


 
posted by 回転翼 at 09:01 | TrackBack(1) | TRPG雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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