ScoopsRPGが更新されました。
今回は毎度おなじみ、北原氏によるハーンワールドの翻訳レビュー。○○荘園モノの中では初期に入るというエリテン荘園の紹介です。「荘園」なんて聞くと平安時代のイメージしか湧いてこないです僕。
そして仮想光線氏によるキャラクタープレイ論第3回目。
もはやこのサボリ魔にとっては三礼九拝の活躍ぶりを見せている仮想光線氏です。
しかし、仮想光線氏もGURPSには容赦ないです。僕はGURPSをロールプレイ規定システムと称していますが、それが世界観と結びつかない。キャラクターを制御するだけに終始するのではないかという危惧は僕も持っています。だが、一番批判を受けた場所もまさにそこでして。
言ってしまえば、キャラクターを作るだけで自分の表現意欲が満たされてしまい、TRPGのプレイをキャラ萌え品評会程度でしか認識できていない勘違い
プレイヤーがGURPSには数多くいたということです。
仮想光線氏がいまだ乖離が埋まらないキャラクターと世界観との溝をどうようにして埋めようというのか……彼のゲーム感覚は注意深く観察する必要がありそうですね。
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ここからおまけの鬱憤話。
GURPSのロールプレイ規定を、自分がキャラクタープレイとして行使するのには理由するけど、GMがロールプレイ規定として押し付けてくるのはイヤだという魂胆の人がいまして、GMが不利な特徴に対するリアクションを提言すると、性格設定はプレイヤーの行動を制限するものではないと「TRPGの一般論」で抗議してくるのです。
GMは神なんだから却下すればいいじゃんと思うでしょうけど、GURPSってキャラの個性が強すぎるから、GMはいつプレイヤーが自分のキャラを暴走してシナリオを崩壊させてしまわないかとある種の強迫観念を抱いてマスタ
リングしてる人が、文庫版が出回った当時はとても多くいました。
自由放任がモットーの拡散プレイGMなど経験したことないソードワールド以降の参入者にとって、シナリオと脚本の違いってのが見出せずにいましたから、TRPGとはGMの用意したシナリオに対応した行動をして楽しむものだという感覚を多くの人が持っていました。だから、TRPGのカオス(想定外の行動によって起こる椿事)の発生に対処する能力が備わっていないのです。そんなGMさんですから、キャラクターが設定に従って暴走するなんて事態は、頭ではわかっていても「そんなのありえない」という感覚が心底にありまして、「シナリオを実行するためにはキャラクターの暴走を食い止めなくては」と勘違いな強迫観念を持つに至るのです。
そんなGMさんですから、口先三寸で「ここで不利な特徴を厳密に使うのはバランスが悪い」などと詭弁を弄すれば返って助け舟になってしまうのです。
ったく、TRPGの一般論なんてどのゲームにもあまなく適用できるわけないのに。
要は「僕は自分のキャラクターの披露する楽しみを保障し、キャラのワガママを通す権利を認め、そして想定外の危険を出さないことを条件に、君の用意したシナリオを崩壊させず、君の想定した展開通りにプレイしてあげるよ」という取引がTRPGの一般論なんでしょうか。
なんか間違ってる。
どうも僕がキャラクタープレイを語ると「プレイヤーの恣意」という観念がどうしてもよぎるので、どうしても第三者には「不純物が混じりすぎている」と見られてしまいます。僕に対する批判も一般的な物の見方をしていないというのが比率の高い理由です。
だが、自分のゲーム感覚がいかなる環境・経験・ゲームによって成り立っているかのも弁えずに、さも自分が己がゲーム感覚をTRPGの一般論だと言わんばかりの非主観的発言……高みに登って下民に教育してやるぞというスタンスでの発言はいつか穿たなくてならない悪癖だと思っています。
だって、彼らが言うほどTRPGの現場は整然としてないですから。
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そして白河堂氏によるTRPGモデル「地天泰、文芸、ドラマツルギー」です。
悪いですけど、これに関してはすぐに評価はできません。すぐに「ああコレ? 僕はこう思うよ」と片すには重過ぎる文だからです。
白河堂氏にしろ仮想光線氏にしろ、最近は自分のゲーム感覚を堂々と披露して自己のモデリングをしてくる人が出てきたことに喜びと焦りを覚えます。翻って自身はどうでしょう……自分のゲーム感覚を語ることに対する恐怖心が露骨に出ています。あまりにゲーム環境が特殊だったので、常に「一般論」的な反駁に晒され続けたトラウマがあります。
つまり、どこで何を喋っても「アウトローの戯言」としか見られなかったのです。
だから長らく、TRPGのスタンダードの位置から一般論を語る「論壇のどまんなか」であることに強い妄執がありました。これに馬場秀和氏の提唱もプレッシャーになって、自分自身のゲーム感覚と、幻魔のごどく拡がる「TRPGの一般論」との間にある溝で苦しんだものです。
首ナイフの一件でようやく目が覚めました。
僕こと回転翼は、今後一切「一般論」を語ることを辞めます。
堂々と自分のゲーム感覚から編み出した「自家製論」で勝負しよう、自分のゲーム感覚に好意的な人との良き付き合いに専念しよう……そう痛感したのであります。
次回は、そこんとこ投稿できたらいいんですけどね。
このBlogでも、最近もう一度研究しなおしている蓬莱学園に関する話などもしていきたいですし。
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ちなみに、前回、前々回は『らいむいろ戦奇譚』からでしたけど、今回は何でしょう?